僕はこの一年師匠のもとタックアンドレスさんの「哀愁のヨーロッパ」を修練しています。
テクニック的に完全に演奏する事は不可能に近く、最初から最後まであり得ないほど敷き積まれたアレンジメントを師匠の解説のもと教わっています。
そこでいつも師匠に解説いただいている部分で重要な事。
あまりのハイテクニック故にそのテクニックばかりに目がいきがちですが一番大事なのは「どういった考え方でこのアレンジをしているのか」「どうしてこの運指をチョイスしたのか」
本当に凄いなと思ってしまうのはタックアンドレスさんのテクニックをこれほどひも解いてしまっている師匠のマインドです。
もし僕がこの楽曲をひとつのテクニックとして教わっていたならこの楽曲はこれで終わってしまいます。しかし一つ一つのテクニックを細かく分析し「こういった考えでこのアレンジは作られている」「この運指は次の初動を意識して」だったり「この部分を自分自身でリアレンジしたら全く新しい音楽のアレンジになる」といったようにこの楽曲を覚えたからこそできる新しいアレンジのヒントや新しいメソッドという考え方。
「活用」といった部分まで解説いただいています。
憧れの楽曲のテクニックを学ぶとともにその活用方法まで指南してもらっていてその解説や
活用方法を見るたびに目から鱗というか師匠が凄い!
なんて思ってしまいますね。
僕自身も学び取るべきはテクニックだけではなくその活用、捉え方のマインド等大事な事をこの曲を通して学んでいる気がしています。
僕自身のギターレッスンにも少しずつフィードバックできればと思います。