レコーディング前に行う事

プリプロも順調に進みレコーディングの準備も整いました。
レコーディングはプリプロで作り込んだ作品の媒体を清書するような作業。
作品としてできあがる音を入れ込む作業なので録音前にギターの調整や準備をしなくてはいけません。
まずギターのコンディションを整える為弦の交換を行いました。
長丁場になる可能性もあるため弦は錆に強いコーティング弦、エリクサーを使用しました。
弦が錆びる事で音色が変わってきてしまうため録音中の初期と後期で音色が変わってしまう事も考慮しています。
そして僕のピックアップはアクティブ回路のピックアップなので弦を交換する際に電池も交換。
オクターブチューニング、弦高、ネック調整、ピックアップの高さ調整と一通りチェック。

つぎにインターフェイスにギターを繋ぎインターフェイスからの出力を調整します。
ギターの音量が小さいと最終的に音量を大きくあげる必要がありその時にホワイトノイズも上がってしまいます。
良い音のコンディションとは言えませんよね。
逆に出力が大きすぎると録音中の音割れの原因にもなりますし、音割れを出さないよう消極的な演奏になってしまいます。
出力調整は肝心なのです。
ポイントは『レコーディングする楽曲で一番音量が出る箇所で出力を調整する事』です。
今回の楽曲ではタッピングハーモニクスで演奏する箇所があり弦を叩く奏法のため一番音量が上がる箇所なんです。
なので弦を叩きながら出力を調整。
音割れするギリギリの所まで出力を上げ音量バランスを調整します。
このように本番前にいくつかのチェックポイントをおき調整しましょう!

録音した至高のテイクを無駄にしてしまう事もあるためレコーディング前にはしっかりコンディションを作って上げましょう!

オルタネイトピッキングを弾いてみよう!

オルタネイトピッキングを弾く際、よく聞くのがアップピッキングがうまくいかない。
意識するあまり力んでしまうといった話をよく耳にします。
ですがここで大事なのはしっかりダウンピッキングできているかなのです。
ダウンピッキングが正しい形で弾けていればアップピッキングも必然的に力みなく弾く事ができます。
こちらの動画をご覧下さい。



最初はダウンピッキングのみで弾いていますが途中からオルタネイトピッキングになっています。

ダウンピッキングからダウンピッキングする際、次の動作に移ろうと必ずダウンした状態から元のモーションに戻るはずです。
この時通過した弦をまたいで元のポジションに戻りますよね。
この弦をまたぐ時に自然の力を利用して戻りついでに弦に当てていくような感覚です。

アップピッキングを意識してしまいすぎるとリズムからもはずれピックを深く入れてしまいピーキーなピッキングになってしまったり安定しませんが、「通過する際の自然の力を利用して弦を弾く」という意識で弾いてみるとうまくいくと思います。

最初はゆっくりのテンポで、弦をまたぐと難しくなるので一本の弦のみで練習してみてください。
やはり小指はボディに添えて軸を作り、指先ではなく手首を使ってピッキングして下さい。
こちらの動画を参考に手の動き、角度やフォームを確認しながら練習すると良いと思います。



ダウンピッキングだけでは対応できない早いフレーズもこのオルタネイトピッキングなら簡単に対応できるようになります。
是非覚えて下さいね!

オルタネイトピッキングで弾いてみよう!

今回はオルタネイトピッキングの演奏について解説したいと思います。
オルタネイトピッキングとはダウンピッキング(弦を上から下に弾く)とアップピッキング(弦を下から上に弾く)を交互に行う演奏法の事です。
弦を移動したり、休符を挟んでも持続される演奏法の為リズムキープがしやすく、また速いパルスのフレージングを弾く際にも安定した速い動きに対応する事ができます。

ダウンピッキングを解説してみた!

そのまま下方向に弦を弾きます。
これがダウンピッキングです。
逆に下から上にピッキングする方法をアップピッキングと言います。
また、ダウンピッキングとアップピッキングを交互に行う奏法を「オルタネイトピッキング」と言います。
この3つの奏法はピックを使った演奏での基本となりますので正しく覚えましょう。

ダウンピッキングを解説してみた!

ダウンピッキングの基本動作です。
自分から見て弦の上にピックを構えます。
弦に当てないようにして下さい。

ダウンピッキングを解説してみた!


ピッキングする際の弦に当てるピックの深さですが基本的には3〜4mmといったところです。
パワーコードを押さえてのミュートバッキングやアクセントをつける際はもっと深くピックが入ったりしますが、基本のピッキングではあまり深く入ってしまうと次のピッキングの初動にロスが出ます。
深く入れすぎないように注意して下さい。

ダウンピッキングを解説してみた!

このように小指をボディに添えてあげると軸ができピッキングが安定します。

ダウンピッキングの解説をしてみた!

正面からはこのようなフォームになります。

ダウンピッキングについて解説してみた!

ギターの弦に対してピックは垂直になるようにしてください。

ダウンピッキングについて解説してみた!

ギターの演奏をする際、演奏スタイルは大きく大別してピックを持ってピッキングするスタイル、ピックを持たず指を使ってのフィンガースタイルの2種類に大別されます。
演奏法によって出音やパルスが違うので音楽の曲調や編成によって使い分けます。
基本的にはロックのような出音の大きいバンドサウンドではピックを使う事で出音が安定し、張りのあるトーンは音抜けがしやすい為ピックを使っての演奏が主流です。
今回はピックを使ってのダウンピッキングについて解説してみようと思います。

ギターを持つ角度を解説します!

僕は指が短い方だと思うんですがこの構え方ならこのくらい広いポジションも対応できます。
人間の身体にあった正しいフォームを身につけましょう!
細かい所ですが一つずつ正しい演奏法を身につければ練習する際もつまらない所で引っかかる事はないと思います。さんこうにしてみてくださいね!

ギターを持つ角度を解説します!

するとこのようにフレットポジションもベストの位値に指を置く事ができ、少し指を開けば離れた距離でのコードを押さえる際も簡単に届くようになるわけです。

ギターを持つ角度を解説します!

そのまま指盤に指を置くとこのような形になります。

ギターの持つ角度を解説します!

正しい角度でギターを持ち自然に左手を前に出すとこのような角度になります。

ギターの持ち方の角度を解説します!

自分の身体と並行にギターを構えるとこのような押さえ方の角度になります。
手の開き幅というのは限界があり、どんなに指の長い人でも広く指盤を使うコードやアプローチの際指が届きません。さらに正しいフレットポジションに指を置く事ができません。

ギターを持つ正しい角度を解説します!

こちらが正しい押さえ方になります。
45°というのは厳密ではありません。
それくらいのイメージでということです。
この構え方の利点は。。
・無理のない身体の使い方で演奏することができる。
・脇にギターのボディーを固定させることでギターが安定する。っと同時に右手のストロークポジションも自然と良いポジショニングで行うことができる。
・左手のコードを押さえる際に無理のない形で自然と手が開きコードが押さえやすくなる。
っといった感じです。
なぜ左手のコードが押さえやすく、手が開きやすくなるのか解説します。

ギターの正しい持ち方の角度を解説します!

この画像は上から見た構図です。
ギターを構える時に自分の身体と並行にギターを持ってしまうとさまざまな障害が出てきてしまいます。
・右手のストロークの際肘をかなり前に出さなければならない。
・脇が空いてしまいギターが安定せずグラグラしてしまう。
・コードを押さえる左手の手が開かずコードが押さえずらい。
・指盤を見えやすくする為にギターが寝てしまう。
など。これでは何をするにも難しくなってしまいますよね。
正しい角度は次の構図です。

ギターを持つ角度を解説!

最近レッスンで初めてギターを持った方や持ち方に妙なクセがついてしまっている生徒さんがいらっしゃったのでギターを持つ角度を解説してみようと思います!
ギターを弾くうえで一番最初に行う事はギターをまず構えてみることからはじめます。
実は非常に大事な事柄なんですよね。
一番最初に正しくギターを構える事ができなければギターを弾くうえでさまざまな障害に当たる事になってしまうんです。
簡単に弾く事のできるコードの形を押さえる事すらままならなくなってしまい、「自分にはギターは向いていないのでは?」という気になってしまいかねません。
でも正しくギターを構える事ができれば正しいコードの押さえ方、演奏の仕方を身につける事ができるはずです。
一番最初の基礎の基礎であるギターを持つ角度について解説します!

プリプロ開始!

次回レコーディングに向けてプリプロ開始しました!
今回からparanoaだけでなく僕個人のプロジェクトを始動していきます。
ギターインストでどんどん作品作っていきたいですね。
曲はthe Policeの名曲「Message a Bottle」。どんな作品になるのか自分でも楽しみです!

Bon Jovi-Wanted Dead Or Alive-イントロリフを弾いてみよう!



こちらが演奏動画になります。
スローバージョンで分かりやすく演奏を見せているので動画だけでも分かると思います。
ピックを持ってのフィンガーピッキングやワンコード内のアプローチとして僕も勉強になりました。
皆さんも是非、チャレンジしてみてくださいね!

Bon Jovi-Wanted Dead Or Alive-イントロリフを弾いてみよう!

演奏法ですが、2弦を省いて1弦、3弦、4弦を使って演奏します。
3弦4弦はピックでピッキングし、1弦のみ中指でフィンガーピッキングをしてください。
ピックと指では出音に音量差が出てしまうので粒立ちを揃える意味でピックでのピッキングはソフトに演奏しましょう。

Bon Jovi-Wanted Dead Or Alive-イントロリフを弾いてみよう!

まず動画や音源を聴いてギターのフレーズをコピーしました。
4弦の開放弦、つまりDを基調に作り込まれたフレーズですね。
1オクターブ上のDm、またはDm7から1オクターブ下のDm7まで下降していくフレーズです。
基本的に2音ずつ音が入り下降していくフレーズなんですが、もう一音含まれてない音も含めてトライアドで考えると、形が見えやすいです。
トライアドの形からこのリフを作り込んだのでは?
と推測します。音楽理論を知る事で生まれる良質なリフだと感じました。

Bon Jovi - Wanted Dead Or Alive-イントロリフを弾いてみよう!


今回のRiff MagazineはBon Joviの名曲「 Wanted Dead Or Alive」のメインリフに挑戦してみようと思います。
僕が若かりし頃一世を風靡しそのキャッチーでメロディアスな楽曲はアメリカよりもむしろ日本で人気が高かったんじゃないでしょうか。
この Wanted Dead Or Aliveは昔の町から町へ旅をするカウ・ボーイの生活と、当時の自分たちの生活環境を重ね合わせた等身大な楽曲のように思います。
乾いた、それでいて壮大な名曲ですよね!